1963-07-05 第43回国会 衆議院 外務委員会 第30号
○森島委員 私は、外務大臣として再発を防ぐという点に重点を置かれる以上は、そういう抗議を一方においてしながら、漁業交渉の話を公式と非公式とを問わず進められるということは矛盾しておると思う。少なくとも、戸叶さんの御要求になったように、この種の事件が片づくまで、再発させないという誓約をするまでは、非公式にも漁業交渉を進めるべきではないというふうに私は信じております。これが韓国に対する措置として適切であると
○森島委員 私は、外務大臣として再発を防ぐという点に重点を置かれる以上は、そういう抗議を一方においてしながら、漁業交渉の話を公式と非公式とを問わず進められるということは矛盾しておると思う。少なくとも、戸叶さんの御要求になったように、この種の事件が片づくまで、再発させないという誓約をするまでは、非公式にも漁業交渉を進めるべきではないというふうに私は信じております。これが韓国に対する措置として適切であると
○森島委員 大体そういうことだと思いますけれども、この種の事件を再発しないようにということになりますれば、外務大臣がとっておられるいまの交渉のやり方と違う、再発すれば交渉は進めぬということになると私は思うのです。この点に重点を置いて、戸叶さんが外務大臣に御要求になったように、この種の事件と漁業交渉とはさい然区別して、この種の条項がいれられぬ限りは漁業交渉を進めないということに態度をおきめになられることを
○森島委員 私、一問だけお聞きしたいのですが、いま戸叶さんからお話のありました日本の公船に対する韓国の不法行為、これについては、いまアジア局長から、日本で書面をもって抗議を出したということでございますが、私はその抗議の内容を明らかにしていただきたいと思うのでございます。全文は要りません。どういう項目を御要求になっているかということをはっきりさせていただきたい。
○森島委員 私その答弁で満足いたしますけれども、一方考えなければならぬことは、日本軍が現地においてやったことは実際残酷物語を地で行くようなものでございまして、その実情はここにおられる外務委員会の豊田専門員等は現地においてつぶさに承知しておられるはずでございます。高度経済成長政策の結果として日本がすでに大国に入っておるということを総理大臣自身誇っておられる時代でございますから、単に経済的方面における大国
○森島委員 ビルマの賠償協定ができましたときに、インドネシア、フィリピンがまだ問題になっていなかった、これは事実でございましょう。しかし、われわれの質問いたしましたのは、インドネシヤの賠償協定に関連し、フィリピンの賠償協定に関連して質問したわけでございまして、それに対して、政府は、再検討条項を持ち出すことはないであろうということで、事実において外務大臣の御答弁と違っておる。そういたしますれば、なおさら
○森島委員 私、きわめて簡単に質問したいと思います。ビルマの協定と議定書の問題につきましては、私らとしては反対はしておりません。進んで御協力申し上げたいという気持で一ぱいでございます。ただ、ここに私がこれに関連して一、二問お聞きしたいのは、第一に、ビルマが再検討条項を持ち出することはないだろうかという心配は私たちも長年持っておりました。それで、重光外務大臣以来歴代の自民党政府に対しまして、そのおそれはないかということを
○森島委員 この前、東海林君の質問に対しまして、外務大臣は、出先においては移住事業の運営等について外務省として十分な人はない、しかし基本方針その他は外務大臣としてきめるのだから責任は持つ、仕事をやる人はおらぬということをおっしゃいましたが、この点私も実情はそのとおりだろうと思います。しかし、私が考えますところによれば、基本方針等についても出先からのいろいろな建言とか意見も出ることと思いますので、やはり
○森島委員 この問題につきましては、各方面から、十分とは言えないかもしれませんが、幾多の質問がありまして、外務省の御方針等も明らかになりましたので、私はほんの補足的に二点だけお伺いしたいと思います。 第一点は、外務省の中南米諸国に対する人事についてでございますが、基本的な方針としてどういうふうなお考えでおられますか、これを伺いたいと思います。
○森島委員 それならば外務大臣も非常に誤解をされておるのです。私が十五日に発言いたしましたのは、日米両国間において交換せられた公文についてでありまして、私は一番先に尋ねましてそのことも明確に言っております。多少私の発言の不備があったかとも思いますけれども、私の要求しましたのは、日米両国間において交換せられた文書それ自体でございます。しかし、外務省から出てきましたものは、外務省の執務参考用のレジュメとかいうようなものと
○森島委員 私は、文書でも口頭でもどっちでもけっこうなんですが、それに対して外務省のお出しになったものは、昨日外務委員会を通して私たちに配付せられましたこの書類でございます。一体これは私の要望に沿ったものであるかないかは常識をもってもおわかりになるとおり、外務大臣はこういうものをお出しになる上において一覧されたと私は思っておりますが、一体こういうものをお出しになるということはどういう影響を及ぼすか、
○森島委員 議事進行でございますから、きわめて簡単に御質問したいと思います。 五月の十五日に、私から日米両国間で交換せられた文書について資料の提出を求めたのでございます。委員長も、前回の理事会において、文書をもって外務省に要求するという御趣旨でございましたが、その文書とは一体いかなるものでございますか。委員長から外務省に要請されました資料提出に関する文書でございますが、その内容を簡単にお示し願えたらけっこうでございます
○森島委員 すでに学術会議等でもたいへんな問題になっておることは御承知のとおりであります。むしろ、学術会議等でいろいろな意見を発表するのには、これらの関係各省間のおまとめになった意見やあるいはこれに対するアメリカの回答というものは大きな示唆になると思う。正確なる資料に基礎を置いて正確に意見を述べるというふうな点におきましては、私は相当りっぱな資料になると思う。これを政府が独断で、ある一定のときまでは
○森島委員 私は主として原子力潜水艦の日本寄港問題等を中心にして御質問いたしたいと思います。 この問題につきましては、さきに帆足委員が本会議で緊急質問をやっております。また、当委員会におきましても、両三回論議しておりましたが、いずれも政府から明快なる御回答を得てないと思う。私が第一に質問したいのは、日米両国間に、四、五回と外務大臣は言っておられましたが、何回くらい往復がございましたか。口頭、書面あわせまして
○森島委員 この条約を見ますと、第一条に、対象となるものとして、「租税は」といたしまして、グレートブリテン及び北部アイルランド連合王国においては所得税及び利得税、日本国においては所得税及び法人税、こういうことになっておりますが、オーストリアの条約を見ましても、法人税が当然対象になっておりますが、特に英国について法人税をあげていないという理由はどこにございますか。
○森島委員 私、その事情はわかりましたが、同時に、ここに指摘をされておるのは、OECD財政委員会が欧州諸国相互間のこの種条約の典型として作成した勧告案をも参考としたということが特にうたわれておりますが、この関連におきまして、何らかの特徴と申しますか、特色と申しますか、変わった点があるのかないのか、この点を伺いたいと思います。
○森島委員 ただいま上程されました三件につきまして一括して御質問いたしたいと思います。 この種の条約は、大体ほかの国との間にすでに締結されました同種の条約に範をとっておるようでございます。関係各省の専門家が審議にも参加せられたことと存じますので、大した質問はない。しかも、技術的な方面に関する問題のみでございますので、私が一覧いたしました結果思いついた二、三点をお伺いしたいと思います。 第一点は、
○森島委員 それは形式的に御説明になれば今の通りかもしれません。私も、それだから、総理が七千万ドルという発表をしたことはないとおっしゃる、このことを前提としております。しかし、それが一躍して五億ドルにはね上がったのですから、この間の経過は、少なくとも外務省の当局としては交渉の経過なり成り行きを詳細に国民に説明しなければ、私は国民は納得しないと思う。この点について大平外務大臣の所見を求めます。
○森島委員 今の御説明、一応わかりますけれども、たとえば請求権の問題、経済協力に変わったとおっしゃいますが、その経過を見ますと、昭和二十八年十月ですか、日韓会談が決裂いたしました。そのときを見ますと、日韓双方の相違は三千万ドルぐらいだったと思っております。朴・池田会談によってこれが七千万ドルになり六千万ドルになったといわれておりますが、この点については、総理はそういう発言をしたことがないとおっしゃっていますが
○森島委員 私、質問に入る前に、外務省の外務行政全般の問題について一言だけ触れてみたいと思います。 池田さんは、国会における所信表明演説の中で、日韓問題は国民の納得のいく線で解決するということをはっきり言っておられます。外務大臣も同様の所見を繰り返しておられますが、はたして現在のやり方で国民が納得しているかいないか、私は非常に疑問だと思う。外交上の秘密だとか、交渉中の過程では答弁ができないということをしばしば
○森島委員 私はきわめて妥当な御意見だと思いますが、政府の見解は、外務大臣も、国連できまるのだということで、それから、アメリカからも法律的な見地に関する資料がないのだということで、明確なる意見の発表を差し控えておられることは御承知の通りだと思います。しかるに、今申しましたように、総理大臣自身が全米機構の決議でもう勝負がついたと言うがごときは、私はきわめて不謹慎なる言動であると思っておるのでございます
○森島委員 他方において、アメリカはすでに三十日から封鎖を実行しております。それからまた、キューバからは、キューバに対する不進攻、不侵略ということを内容とした五つの条件も出ております。それからまた、アメリカにおいては依然としてキューバ領土内に対する不合理な不正な飛行を続けておるという事態もあるのでございまして、必ずしも手放しの楽観は許さぬ、こう私は存じております。しかるにもかかわらず、政府は、統一した
○森島委員 キューバをめぐります米ソの緊迫した状態につきましては、二十七日の本委員会で取り上げられましたが、外務大臣の出席時間はわずかに一時間半で、十分な論議を尽くすことができませんでした。その上、外務省側の答弁を見ますと、まるで肩すかしを食わすような答弁で、真意をつかむことはできかねたわけであります。ここに、私は、前二十七日における質問を補足する意味におきまして、重要な点二、三点について質問しないと
○森島委員 従来事務当局からもお話があったことがございますけれども、諸懸案解決の見通しがついたら正常化をはかることもあり得るというのが事務当局の答弁として再三行なわれたことは御承知の通りだと思う。伊関君もその通りおっしゃったと私は信じておりますが、そこで、私がお伺いしたいのは、正常化をするということになりますと、一体どういう形式で正常化をおはかりになるのか。この点につきましては目下研究中だというのが
○森島委員 それでは、もう一つ伺いますが、諸懸案が完全に解決した後で国交の正常化をはかる、こういう趣旨と承って差しつかえございませんか。
○森島委員 日韓問題については、今、戸叶委員との応酬において、外務大臣は非常に慎重なる表現方法をとっておられたと思うのですが、私は、この点につきましては、前国会における池田総理大臣の所信表明演説を承りますと、日韓問題についてはきわめて上手な言い回し方をしておると思う。諸懸案の解決を通じて正常化をはかる、通じてというお言葉を使っておられるのですが、これは一体何を意味しているのか、もう少し私は具体的に承
○森島委員 ついでにお伺いしたいのは、ガットの三十五条の日本に対する適用をすでに排除している国の名前をあげていただきたいのでございます。
○森島委員 次にお伺いしたいのは、関税会議開催中わが国が交渉した相手国は、米国と欧州経済共同体、スエーデン、イスラエルのみのようでありますが、それ以外の国との関係はどういうふうになっておりますか。
○森島委員 ただいま上程されました二件につきましては、昨日提案理由の説明を徴したのでございますが、今日まで十分検討するひまがなかったことは御推察の通りでございます。その上、事柄はきわめて専門的な事項にわたることのみで、私らの知識をもってしては十分検討するだけの資格はありません。しかし、私は、この提案理由の説明をやった大平外務大臣も、ただいま御出席の政務次官も、これはお答えになることはできぬだろうと思
○森島委員 いや、取り上ぐべき問題だとおっしゃるのはわかります。しかし、交渉に入る以上、首相がこう態度を明確にしておられる以上は、第一に私は取り上ぐべき問題じゃないかと思うのですが、すでに具体的に提案をされたかどうか、それから、持ち出すべき問題とおっしゃるならば、一体いつお出しになるか、この点を私は明確に外務大臣から御答弁を願いたい。
○森島委員 それでは、私がもう一つお伺いしたいのは、七月十九日の新内閣成立後の首相の第一回の新聞記者会見において、池田さんは、日韓交渉を始めるについては韓国に日本の代表部を置くことが必要である、日本も積極的にやらなければならぬが、韓国も積極的にやってほしいということで、代表部を置くことが必要だということを明言されております。これはどの新聞にも一様に出ておりますが、これは今度の交渉にあたってどうなっておりますか
○森島委員 時間が非常に制限されていますから、一、二問補足的な意味で質問させていただきたいと思います。 第一に私がお聞きしたいのは、昨日から始まっておる交渉は、予備交渉の段階であるか、あるいは正式交渉の段階に入っておるのですか、この点を明確にしていただきたいと思います。
○森島委員 私、簡単にお伺いしたいのは、竹島の問題がどうなっておるなか、これは福田委員もそれから穂積委員も質問されましたが、政府の明確なる答弁を得てないまま今日に至っております。竹島問題については、ほかの重要案件とともに小坂さんが藤山外務大臣から事務を引き継がれた場合に、何らかの引き継ぎがあったことは当然なことなんですが、これはどういうふうな引き継ぎがありましたか、私はお伺いしたいと思います。
○森島委員 本委員会もしくは予算委員会等において朝鮮の問題、韓国の問題が数回論議に上りました。合法性の問題だとかあるいは安定性の問題だとか、さらに請求権の問題等について相当しさいな論議が行なわれたことは御承知の通りであります。 私は、今簡単に質問したいのは、私としましては日韓協定のようなものが今現実の問題として持ち上がることは好まない。私は今進められております日韓交渉がこわれることが日本のためにいいと
○森島委員 ただいま御説明のありましたパキスタン、イタリア、インドネシア三国との間の航空協定について御質問をいたしたいと存じます。 きょう説明がありましただけで、時間的の余裕がなく、十分検討する余裕を持っておりませんことは御承知の通りであります。しかし、御説明中にもありました通り、従来わが国が締結いたしました英、米その他の諸国との航空協定と内容においても形式においてもほぼ同様だというお話でございますので
○森島委員 私はもう一問だけ田口さんと宇敷さんにお伺いしたいのですが、私がきょう承りましたところによりましても、私はタイに何回も旅行いたしましたが、そのとき現地で聞いたところによりましても、タイは自由主義的な自由政策を貿易上とっておる、そこで日本とタイとの間に非常な輸出入の不均衡がある、申しますれば、タイが著しく入超になっておる、そこにタイの日本に対するいろいろな不満が重なっておる、こういうことであって
○森島委員 私は田村先生に一問だけお伺いしたいと思いますが、先ほどお話がありましたが、タイの特別円の廃棄通告と申しますか、終了を通告した文書がございますね。これは、昭和二十年の九月十一日付の、タイ国外務大臣発、駐タイ日本大使あての書簡でございますが、この点について先ほど御言及になりました。この点につきましては、実は本委員会における質疑におきましても問題になったことがございました。言に、外務省においては
○森島委員 私は、それは日本国憲法上の手続を全然無視しておると思うのでございます。ただいま、言葉じりをとらえるわけではございませんが、条約や協定を結ぶについても事前授権法とおっしゃいました。私は、こういうものがあるかないか知りません。事前授権法なんというものはないと思いますけれども、その事前授権だけで条約や協定を結ぶことは私は差しつかえないと思う。しかし、憲法の要求しておるように、国会の承認を求むべきものを
○森島委員 風早さんの方は一つあとにしていただきまして、引き続いて一、二問御質問したいと思うのですが、ただいまの御説明を承っておりますと、私の質問の出し方が悪かったかもしれません。しかも、国際法学者であって憲法学者でないとおっしゃる大平さんにこの質問をしたのは、あるいは筋違いであったかと思いますので、その点御了承を得たいと思います。しかし、今御説明を承りますと、事前授権によって条約を結ぶことはできる
○森島委員 お話の次第もございましたので、一番先に大平さんと風早さんのお二人にお伺いをしたいのでございます。 阿波丸事件の請求権放棄等の問題につきましては、政府は、これを国会の審議に付きなかった点について、事前の授権であるという解釈をとっておりますが、私は、事前の授権というものがはたしてあるかないか、非常な疑問を持っておるのでございます。もし事前の授権があり得るとするならば、憲法上に明確な規定がなければならぬ
○森島委員 日本国民としては全く政府にだまされたのだという感じを持たざるを符ないのでございます。私も本会議において大筋のところを質問いたしましたが、私に対する政府側の答弁も、どれ一つ私の満足すべきものはなかったのでございます。従って、本委員会におきましても私の本会議における質問の線に従って質問を続けたいと思うのでございまして、主として私は政治的な見地から総合的な質問をするにとどめたい、その上で今回の
○森島委員 その後、この協定に関しまして、タイ側の態度に疑わしい点が出た。タイとしては誤解があったのだということを言っておりますが、私は、この点のタイの態度は、国際信用と申しますか、国際信義と申しますか、この国際信義を破棄する唾棄すべき態度だと私は思っておるのでございます。その後五、六カ年間においてもいろいろと質疑が出ましたが、政府の態度を総合的に考えますと、政府としては、当時タイ側の代表でありました
○森島委員 私は、タイ国との現在問題になっております特別円協定について質問をするのでございますが、勢い、この協定の基礎となりました昭和三十年の協定にさかのぼって質問せざるを得ないのでございます。 と申しますのは、旧協定が国会において論議されましたときには、当時あたかも日ソ国交回復の問題が最も重大なる問題でございまして、国会の注意も主としてその点に集中しておったのでございます。そのほかに、もう一つは
○森島委員 関連質問と申してよいかどうかわかりませんが、ただいま大久保委員の発言中、社会党が、安保特別委員会の席上におきまして、中共に賠償を払えという趣旨のことに賛成しておるというふうな御発言がございましたが、そのような発言は絶対にございません。絶対に事実に反しておりますから、委員長におかれては、議事録をごらんの上、適当に修正されんことを望む次第でございます。
○森島委員 私は、二つの協定と二つの取りきめに調印された、こう了解しておりますが、これらは、本委員会に御提出になる、すなわち国会の審議に付される意向があるのかないのか。この間日程表はいただきましたが、その中には一件も掲上されておりません。この点について外務大臣の御所見を伺いたいと思います。
○森島委員 本委員会において審議せらるべき条約、法律案等の日程表は事務当局からお出しの通りでございます。そのうちで、すでに提案説明のありましたアルゼンチンとの通商航海条約に関しまして、私は質問したいと思います。 小坂外務大臣は、昨年の暮れアルゼンチンの外務大臣が参りました際に、通商航海条約のみにとどまらず、その他に二、三の取りきめ並びに協定等に調印をせられたと私は了解しておりますが、この点はいかがでございますか
○森島委員 審議に入るに先立ちまして、一言速記録の訂正方を委員長にお願いしたいと思うのです。と申しますのは、昨年の十月二十七日の当委員会におきまして、私は東アジアの問題について質問をいたしたのでございます。私の質問は、東アジアという表現を初めて用いたのじゃないか、そこには政府として何らか意図されるところがあるのではないかという趣旨で御質問を申したのでございます。しかるに、この速記録を見ますと、「この
○森島守人君 私は、ただいま趣旨説明のありました特別円問題の解決に関する日本国とタイとの間の協定のある規定に代わる協定につきまして、日本社会党を代表いたしまして、重要な数点についてのみ、総理並びに外務大臣に質問をせんとする次第でございます。(拍手) いずれ詳細な点につきましては、外務委員会における審議の際に譲る所存でございますが、ただいま外務大臣の御説明を拝聴いたしましても、国民を納得せしむるに足